【読書】アドラー流叱らない子育て術 ~今日から変わる、子どもとあなた~

読書感想文

kindleunlimitedで読み放題の10分で読めるシリーズとあったので、読書が苦手な私にも読めると思い手にした。

著者は小室直子さんという方である。読みやすい文章で理解できないところなかった。

著書は、アドラー心理学を基に子育ての親子関係、怒りの感情について書いている。

アドラー心理学のうわさはよく聞く。一番有名なのは、「嫌われる勇気」ではないだろうか。

人間関係に悩むサラリーマンは多いのではないか。私も例に漏れず悩みがある。

親子関係について書かれているが、叱らないための子育てとはどういうものか。会社の人間関係にも応用できないか。期待して読んでみた。

構成は、まえがき、1~7章、あとがきとなっていて、一つの章が1~2ページと短い。

アドラーの考えは、「他者を変えるよりも自分が変わることが大切である。」と述べているらしい。

人間関係は、ライフスタイルが歪んでいるから悩みが生じる。要するに、人目を気にするなということか。

子供を叱ってしまう例として、後片づけをしないと親が怒るというよくあることだ。片づけることは子の課題であって親の課題ではない。”課題の分離”が重要である。おせっかいが自らを苦しめていたのか。

感情的に怒るのではなく、「これはママの問題ではなく、あなたの問題だから自分で一番いいと思う方法を考えてみればいいと思う。ただ、困ったら、いつでも相談に乗るよ。」と引いた眼で、なおかつ、関心を持って見守ることだ。実践してみよう。

そして、怒りについても言及している。怒っているときは、一体何を一番に伝えたいのか。怒りは、「二次感情」である。怒りではなく「一次感情」の「傷つき」「落胆」「心配」「悲しみ」「心配」といった感情をもっと大切にすべきだという。怒るのも疲れるが、一次感情も疲れると思う。ただ怒りで他人と付き合うのは気を付けなければならない。

人間関係は「タテ」ではなく「ヨコ」に考えると怒りはなくなっていく。結局は、原因自分論ということである。

「ヨコ」の関係を築くための4つのガイドラインとして、「信頼」「尊敬」「共感」「協力」である。人を下に競争相手として見るのではなく、仲間としてみることが、信頼関係を築ける第一歩である。

読了した感想は、とりあえず人間関係「ヨコ」で行ってみよう。

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